こんな図式、なんか理不尽
ご時勢柄、どうしても機械と対峙することは不可避
20年ぐらい前までは、パソコン上で音楽を作ることはまだメジャーではありませんでした。とにかくお値段が張る。音の質がまだまだ納得いくレベルではない。使いづらい。しかしパソコンの性能が上がった今では、逆に「使いこなせないと駄目だ」という風潮です。
パソコンだけでは全くもって不十分
とにかく歌に関するサイトですので、歌を歌うことがメインになります。目の前にパソコンを置いて歌っても意味がありません。ここで歌をパソコン内に録音するという必要性が当然出ます。最低限必要なものは3つ。
- まずはDAWソフト(Didital Audio Workstation)。
パソコン上で音声を録音し、保存し加工するソフトです。 - オーディオインターフェイス。音をデジタル化し、パソコン上に取り入れるものです。
- マイクですね。
そしてそれぞれ、本当に多種多様な種類があって「何を選択するのか?」が尽きることのない問題となります。
また選択したものが何の問題も無く使用できるとは限りません。使っているパソコンのスペック、使用しているOSの状態、OSとDAWソフトとの相性、DAWソフトとインターフェイスの相性、マイクの性能と録音環境等々です。新しい機材に交換したとたんに音が出なくて「うおーーー!!」となることなど日常茶飯事。するとパソコンのシステムをいじらなければならなくなったりで、覚えることが盛りだくさんです、「音楽知識とは別に」ですよ。たいへん、めんどいことになります。
同時に負担になるもの。それは資金
最近は、だいぶ安くなってきましたが、それでもひとつひとつの機材は結構な金額がかかります。まあ、歌だけなら、まだ安上がりだと言えます。DAWソフトは、作曲機能は正直いりませんし、カラオケ音源のインポートと音声録音ができればとりあえずは大丈夫です。問題はインターフェイスとマイク。どちらも金額に天井はありませんが、「安物買いの銭失い」はここではよく起こります。特にマイクですね。何千円、みたいなマイクだと、傾向として声が篭ったようにモゴモゴの音になります。ちなみにマイクには大きく分けて、ダイナミック・マイク、コンデンサ・マイクの2種類が存在しますが、どちらも同じような傾向があります。これは楽器屋さんやネットの評判など、必ず調べてから買うことをお勧めします。
その他にこだわりたいのはヘッドフォン。通常のヘッドフォンは、音質を良くするための機能が備わっています。悪いことではないのですが、これだと、もともとどんな音が出ているのかがわかりません。そこで「レコーディング用のヘッドフォン」というものが存在します。普通のヘッドフォンの倍以上はしますが、とにかく音を変化させることなく、できるだけすべての音が聞こえるように設定されています。これはある程度。経験を積んだら買ってみても良いものだと思います。
さらにミックスの技術がある程度分かってくると、編集用のスピーカーがほしくなります。これはスピーカーにアンプが搭載されていて、先ほどのヘッドフォンと同様の目的で作られているものです。2個セット売りではなく「1個いくら」という結構な金額を取られます。そんなこんなで、いろいろやっていくと本当に機械まみれになる、というのがこのご時世、音楽にかかわるものの宿命なのだと思います。

