映画と音楽6

動画・映画

ブルースブラザーズ

 

若い人たちも見ておいたほうがいい。基本、コメディ

 
もともとはラジオからの企画らしいが、一流ミュージシャンがワルノリして、ノリノリで作られた作品。
 
 

70年代の名曲のオンパレード

 
どういうお話かというと、やんちゃなまま大人になった2人の兄弟の兄が刑務所から出てきて、弟が迎えに来るところから始まります。で、世話になった孤児院のシスターのところに挨拶に行くのだが、けっちょんけっちょんに怒られた挙句、孤児院が買収されることを知らされ、叩き出される。
 
何とかしようと考えている中、たまたま足を運んだ教会で神の啓示をえる。「そうだ、バンドで稼ごう!!」。
この教会で登場するイカれ牧師がジェームス・ブラン。うーん、若い。パワフルな歌声が素敵です。
そんなことでバンドのメンバーを探して、演奏旅行を始めるのですが、その途中で様々な有名アーティストが絡んできます。そしていろいろなジャンルの名曲が流れるのです。
 
 

曲・歌詞がシーンと違和感なく融合している、と個人的に感じる

 
基本ミュージカル的要素が入っているので、日常生活のシーンに、急に歌とダンスが入ってきます。しかし「本来、不自然なはずの要素が意外とすんなり受け入れられるのはなぜでしょうね?」と考えると、歌詞の内容とそのシーンとが一致しているからなのではないかと思います。たとえば亭主が定職を振り切ってバンドに参加しようとする際に、
 
「何を考えるんだい! おまえさん!よく考えなさい!」
 
と嫁はんに怒られますが、この際に歌われるのがアレサ・フランクリンの「think!」という曲です。内容もそのもの。歌も踊りも圧倒的に亭主を責めています。こんな感じでシーンの歌詞が合うものが多いのですが、逆に言うと、当時の歌詞が日常生活に密着していたものが多かったのでは? という発想もできるのではないかと思うわけです。
そんなこんなで最後まで歌と踊りとドタバタで面白く見られるわけですが、このような演出を80年代の曲でやろうとした(と思われる)映画があります。
 
それは「ムーラン・ルージュ」という作品です。ところがこの時代になると、基本恋愛曲ばかりなので、使いどころがショーの中と、ラブシーンばかりでげんなりです。内容が薄い。そう感じざるをえません。
ちなみに同じタイトルで、「ムーランルージュ・赤い風車」というものがありますが、こちらは画家ロートレックの人生を描いたものでいい映画だと思います。音楽はそれほどメインじゃありませんが。
 
最後にブルースブラザーズの小ネタですが、参加メンバーのほとんどが、歌い方が適当でアテレコに困ったようです。特にジェームス・ブラウンとアレサ・フランクリン。
歌うたびに歌い回しが違うので、とった映像と口や動きが全然合わないとのことでした。ついでにいうと、シカゴで警察車両とのカーチェイスがあるのですが、今では許可が下りず、2度とできないシーンとなっております。こんな余談を片隅において、ご鑑賞を、是非。