映画と音楽1

動画・映画

イージーライダー

 
 

60年代アメリカの雰囲気がふんだんに出ている映画

 
音楽もさながら、ファッションにも注目できますね。
 
 

「乾いたアメリカ」ってほんとにこんな感じです。

 
ステッペン・ウルフの”Born to be wild”で始まる映画ですが(違ったっけ?)、とにかく南部アメリカの雰囲気にマッチした映像・音楽で構成されているように思われます。まあ実際アリゾナに3ヶ月いたことがあって、モニュメントバレーやグランドキャニオンにもとりあえずいったオーナーちゃんとしては、「うーん、そのまんまだな」という感想が最初でした。
 
内容としては、カリフォルニアで、コカインの密輸により大金を得た2人組みが、バイクでニューオリンズに戻る道中の物語です。で、ここで使われる音楽はボブ・ディラン、ザ・バーズ、ジミ・ヘンドリックスなど、サイケデリッック(?)感のある楽曲がメインとなりブルースブラザーズとはかなり異なるテイストですね。この楽曲の内容もそうですが、かなり時代背景に影響を受けている作品といえると思います。
 
60年代のアメリカは、ベトナム戦争という歴史的には「失敗しちゃった」戦争により、国としてのアイデンティティが揺らいだ時代と考えていますが、この人々の不安定さが映像・音楽に良く出ています。みなさんもご存知だと思いますが、アメリカは異文化に対して北と南では対応に大きく差がでます。南のほうがどうしても保守的なのだそうです。まあ、南北戦争の原因もそれでしたから、仕方ないっちゃあ仕方ないのですが、そのせいで主人公の二人、特にヒッピーの方が、行く先々で拒絶を受けます。そこで次のセリフ
 
「いったいいつからアメリカはこんな風になってしまったんだい」
 
うーん、秀逸ですね。大国としての誇りで自信満々の時代から、自分たちは間違っているのではないかという不安、理想を求めてラブアンドピースを貫こうとする人たちと、その姿勢に反発する人々。そういった二律背反にあえいだ感じが良く出ているように思います。ちなみにエンディングもすばらしいのですが、見たほうが早いかな。あの無機質な絵と、流れるバラードのバランスはさすがといえるでしょう。
 
またまた、オチなし。すみません。