発声

「発声」ってなに?

あらためて考える必要がある。

当たり前のように「声を発する」ということを人は理解してしまいますが、「声」ってなんなんでしょうか?ここを見落とすと大変なことになります。

「音を出す」ということとは何が違うのか?

楽器を弾くとき出るのは「音」です。あたりまえ。でも人間が出すのは「声」となっています。ではこの差はどこにあるのでしょうか。まずは共通の事実としていえることは聴覚で認識できるということです。それはすなわち空気中の振動を作っているということになります。さてここで楽器も声も「空気中に振動を作ること」が共通要素ということになりましたが、では「声」が「音」ではないのは、その振動が、法則をもっていて言語として認識できるという点になるのではないかと思います。ではここでちょっと考えてみる必要があるポイントがあります。それは

「人間は”音”だけ出すことができるのか?」

という点です。手を叩いたり足踏みをしたりということでも音は出せますが、あくまで肺と頸部・頭部を使用したものとして考えますが、まあ、できます。これもあたりまえ。さてそれでは人間が「音」を出す方法と「声」を出す方法が別ものか?という点が次に考えられます。ここが重要なのですが、結論から言うと、

「”声”は、人間が出す”音”の振動を、言語として認識できる振動に調整したもの」

といえるのではないかと思います。そんなことで声を出す大前提として、人間として、というよりは動物として「音」を出す作業が土台となりますので、一般の発声練習は「声を出す」というより「音を出す」練習と言えると思います。そしてきちんとした”音”が出させるようになった上で、その”音”を邪魔しないように言語として認識できる調整を行うことで、

「きちんとした音で、言語として認識できる振動を作る=声を出す」

ということになるのではないかと思います。
 
歌唱に適した言葉の作り方
 
正しい声の”音”としての出し方

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