曲選択の目的は明確にしたほうが良い気がする
今回は発表会でオーナーちゃんが歌う曲をどうやって決めるか?を書いてみたいと思います。
年寄りには年寄りの存在価値がある。
教室には10代から80代までの幅広い生徒さんがいらっしゃいますが、それぞれの年代の中での歌う曲の選び方は、結構似たり寄ったりになります。まあ、それはそれで仕方が無いのですが、そういう状態の中で、普段触れないジャンルを聞く機会はなかなかありません。ということで、基本的に「皆が普段あまり触れない曲を紹介していきましょう!」ということを目的にしています。
できるだけ毎回、ジャンルは重複しないように選択する
さんざんいろいろやってきましたが、その中からいくつか紹介します。まずはさだまさしさんの「関白宣言→関白失脚メドレー」。基本フォークソングの紹介が目的でしたが、70年代から80年にかけて女性が強くなっていく様を何とか表現できないかな? と。なにより今の若人は、さだまさしさんを知りませんし、「関白失脚」は知らない人が多いようです。
ということでステージ上では作業着を着て、関白宣言のときはえらそうに。関白失脚のときは上着のチャックを閉めて客待ちの姿勢でこじんまりと、情けなく。照明は上からピンスポットで影をくっきりと。このステージで何とか時代の流れを表そうとしたのですが、とりあえずウケました。
次には「映画音楽」というくくりでの紹介で「ブルースブラザーズ」から”Everybody needs somebody to love”を。これはワルノリでやりました。友人を巻き込んで、コスプレ+ダンス。まあサングラスと帽子、黒ネクタイぐらいですからやっすいものです。これも大いにウケました。
若人たちも知れば聞く。そして結構好きになってくれる。
そのほかにも「シャンソンっぽいものを」ということで加藤登紀子さんの「時には昔の話を」をやってみたり、ブルースロックということでMr.BIGの”to be with you”とか、ユーロビート調のもの、ジャズっぽいものなどなどいろいろとやりました。そんな中で何人かが原曲に興味を持ってくれたり、テーマの作品を見てくれたりするわけです。するとその人の音楽の聞く範囲が広がりますね。これでいいのではないかと思うわけです。発表会では、生徒のみなさんは一生懸命努力の成果を出します。教える側は「面白おかしく、何かプラスアルファの情報を」ということで頑張るわけです。
ところでそろそろジャンルのネタが尽きてきました。めぼしいところで演歌とボサノバ、民謡、ラテン系ぐらいかな。デスメタルもまだやってないな。ドン引きされるよな、たぶん。そんなわけでそろそろ一巡してもいいかなと思います。10年たちましたので。
でも演歌、挑戦したいところです^^