究極目標のひとつ

「声の音の高さを変える規則的な動き」は存在するのか?

 
楽器には音の高さを変えるための規則的な動きをするパーツがあります。ギター・ベースのフレット。トランペットのボタンみたいなやつ。トロンボーンの前に出したり後ろに動かしたりして音の高さを変えたりできます。ピアノの内蔵されている弦は引っ張ることで音を調整できますね。さて、そんな物理法則に従った機能が体内にあるのでしょうか?
 
 

「ある」という前提で考える

 
というか、無いと困る。声も所詮空気振動なのですから、何らかの法則にしたがって変化させられないと、ピッチのコントロールなんてとてもとても・・・。医学的には声帯の角度によって声の高さが変わるということなので、これを信じていろいろ試さねばならないでしょう。
ところで、なぜ医学的に声の高さが変えられえる機能がはっきりしているのにそれに即した方法論が確立しないのでしょうかね。ここがポイント。おそらくですが、体内の運動なので視覚的に確認が出来ないので、その結果次のことが考えられます。それは
 
1.動かそうとしている箇所が、実はキチンと動いていない
2.動かそうとしている箇所は動いているが、
  別のところも連動して動いてしまっている。
3.動かそうとしている箇所が動いていないばかりか、
  全然違う場所が動いている。
 
うーん面倒くさい。喉から胸までかっさばいて、「あ、こんな風に動いてる^^」って見ながら確認できれば手っ取り早いのに。そんなことでいろいろな動きを、条件付けしながら比較して推測しなければいけないわけなのです。そんなこんなでいろいろ考えた結果、どうやら方法論が見えてきたように思えます。
 
 

基本シンプルに理解できて、シンプルに使えるものが良い。

 
この実験をする際に、体の動きが連動してしまう箇所をどうにか動かないようにすることが必要となります。これがまた一苦労。それでもどうにかこうにかして、順次筋肉の動きと結果を絞り込んでいったわけです。で、やっぱり首周りですね。重要なのは。いや、首わまりだけではないな、それに付随する「随意筋」でないといけないので。

なんにせよ「意図的に動かせる筋肉」の使い方が重要だということになります。

不随意筋。というか意図的に動かせないものはやっぱり効率がわるいということで。

あ、でも練習して、耳がぴくぴく動かせるようになった友人がいたな。
でもまあ、ピッチコントロールにそこまでの曲芸は必要ないようでございますw