酒を飲むと声が出づらくなる?

年齢制限がある上、個人差が出てしまう検証方法

 
要するに声が出づらくなる状況を逆手にとって良し悪しの判断材料にする、という発想ですが、一様に判断材料になるかどうかは不明です。
 
 

カラオケですぐに声が出なってしまった過去

 
オーナーちゃん、20代の時はカラオケに行くと声がすぐに出なくなることがよくありました。それは酒を飲んだ時です。だいたい3曲が限度。声が枯れてちょっと高い声も出なくなります。まあ、飲む量が普通の人よりはちょっと多いようなのですが、意識が飛ぶことは一度もなく、体までいっちゃうことは(げろげろ)あまりありませんでしたので、「首周りの筋肉や神経がアルコールで何らかの影響を受けているのだろう」と片付けていました。
 
しかしこれは自己欺瞞です。だってどんだけ飲んだって歌える人は厳然として存在するのです。体質? 確かにそれもあるかもしれません。しかしきちんと検証しないとその結論には説得力がありません。そこで、アルコールに負けるのは歌い方が正しくない。きちんとした歌い方ができれば酒を飲んでいても歌えるのではないか? という仮説を立てました。
 
 

飲みながらの練習。ダメな大人へ一直線。

 
そんなわけで、「実験のため」と称して、練習をする時に、タイミングがあえばとりあえずビールを飲むことにしました。会社を辞めて2、3年は常識人の感覚がまだ残っていて、酒を飲むといっても夜8時以降とか、世間的にも許してもらえる範囲とか、そんな感じです。最初はやはり、1時間ぐらいしか喉が持ちませんでした。しかし研究が進むにつれて、だんだんと喉に負担がかからなくなり、今では酔っ払う方が先になりました。(だいたい連続で4時間ぐらい練習すると、500mm缶が5本ぐらい空きます)。
 
さらには、だんだんと「もういいよね?」と自分に対する甘さが出て、最近では仕事がなければ時々、昼間の3時からでも飲むようになっちゃいました。はい、ダメな大人の完成です。とりあえずやっぱり発声が悪かったために、筋組織に負担がかかり、声がすぐ出なくなっていた、ということが証明されたといっても良いと思います。
そんなわけで、私にとって、酒はとっても判断材料になったわけですが、基本未成年は飲めませんし、アルコールに対する身体的反応はあまりにも千差万別です。で、あまりお勧めしない練習方法ということになるのです。