いや、適当に・・・
和音の知識は最低限で、なんとかコーラスしてみよう
カラオケに自分の歌を録音し、その表現を広げようとするとお手軽な手法としてコーラスがあります。しかし結構みなさん、苦手意識があるようです。
本来はきちんと和音理論を理解すべきだが、かなりめんどくさい
コーラスを考える時、大きく分けて2つの手法があります。ひとつはメロディをオクターブ上、オクターブ下でまったく同じに歌う方法。もうひとつはメロディの音に対して音がぶつからない(聴いていて気持ち悪くない)違う音を重ねて違うメロディを歌う方法です。声が違う(歌う人が違う)場合は、全く同じメロディを歌うユニゾンという手もありますが、一人ぼっちで歌う場合はこれは、あまり使わないかと思います。この中でもっとも頻繁に使われているのは2つ目の調和する違う音を重ねるという方法です。
さて違う音が同時に鳴っているにもかかわらず気持ち悪くない、いやむしろ心地よい、とはどういうことかと言うと、(あれやこれや説明を省略)ひとつの基本となる音に対して3度、5度の音がメジャーな音ということになります。これを和音といいますが、とても簡単に言いますと、ドの音に対してミとソが同時に出しても大丈夫な音、ということになります。(あ、メジャーキーの場合で話をします、簡単なので)
さてここからが本題。「どうやって手っ取り早く和音のコーラスを入れられるか」という点ですが、元のメロディの冒頭の音をまずは3度ないし5度ずらした音をとります。そこからバックの音に合わせて聴いていて変じゃないメロディを作る。できればメロディの上がり下がりを元のメロディに合わせましょう。するとどうでしょう。「ほらコーラスのでき上がり!」です。まあ、完全に一致させるとぶつかる音が出てくることもありますので、あくまでも、元のメロディと一緒にしておかしくないコーラスメロディにしましょう。まずはこんな感じで、やってみることが大事だと思います。
コーラスが入れは楽しい。そしてけっこう自由。
前の項目では、3度5度と、基本となるメロディに対して「上」の音をかぶせましたが、この上の音から1オクターブ下にして、下の音でコーラスを入れるということも出来ます。この上で「ハモる」場合と下で「ハモる」場合では音の聞こえ方が全然違います。こういった違いを生かして楽曲中に上手にのせていきます。さらに音のかぶせ方、コーラスメロディの動き方はかなり自由です。要は「音がぶつからなければOK」みたいな感じです。ぜひ、いろいろ試してみてください。