音と文学と

詩は翻訳だとリズムがわからん

 
「ソネット集」というシェークスピアの詩集があります。知ってますか?
 
 

もともとはある青年に当てた書簡だそうだ

 
シェークスピアはイギリスの劇作家ですが、別人説もあるようですね。ま、それはおいといて。劇用の作品は有名なものが多々ありますが、こちらはそれとは一線を画したものとなっています。
 
そもそもソネットとは、昔からある14行詩という形式のもののようですが、この形式にのっとってシェークスピアが書いた書簡を集めたものが「ソネット集」ということです。詩についてそれほど詳しくないのですが、とにかくリズムがあることが必要だと思います。日本では5・7・5・7・7と音の数でやっているようですが、海外の場合はどうなんでしょうね。英語に関しては単語の数、というわけにはいかないのではないでしょうか。
 
というのは、英単語には音的に長さがバラバラだということが言えるからです。つまり一語で長いものもあれば短いものもある、ということです。ではどこを基準にするのでしょうか? 考えられるのはアクセントの数ですね。英語には言葉にアクセントがあり、それが言語的なリズムを生み出しているのだと思いますが、これが翻訳された場合、このアクセントから生み出されるリズムがなくなってしまうのではないでしょうか。まあ、本気で気になるなら原作を探して読んでみればよいのですが、そこまでの情熱は無いので、予測で「こんなものかな?」程度でとどめておくことにします。
 
あ、そうそう内容について全然触れていませんでしたね。なんだかとっても美少年がいて、その少年にたいする熱烈なエール? 愛情? が大量に書かれています。
 
「うへぇ、わけが分からないわ・・・」
 
という感想とともに終わりにしたいと思います。