木魚、アップ・ビート

法事も、暇だといろいろ気づく

 
祖母の7回忌、せっかく時間を割くのだから「なんかないかな~」と不謹慎な発想。
 
 

宗教とリズムは結構密接かもしれん

 
法事の場所は仙台。親類はほとんど関東圏に住んでいるので、平日の法事にはなかなか出席できません。で、出席者が両親二人だけという状況が不憫になり、ぷらぷらしているオーナーちゃん、「やれやれ」ということで出席しました。
前日入りして翌朝10:30から法事開始。普通に七回忌が始まったわけですが、それほど神妙になる必要がないと集中力が散漫になりまして、「ゴーーーン」という大型の鐘の音、「ポクポクポクポク」の木魚、「チーン」の小型の鐘。こんなものが気になりだします。
 
 

坊主、結構、リズム感、イイネ!

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大型の鐘の音が、「ゴーン・ゴーン・ゴーン・ゴーン」と4回。普通の呼吸で4拍きちんととってます。そして5回目は「ゴン・・・、」とミュート音。ここから読経開始。でっかい木魚の「ポクポクポクポク」が始まります。基本的にはすべて同じ音量で同じ速度。うーん、かなり安定しています。手首も柔らかい。ハイハット叩くのには最適なのではないでしょうかね。
 
読経の速度が一番乗りやすいところで一定です。ここでふと思います。「BPM、どのくらいなんだろ?」と。椅子に座って焼香待ちでしたので腕時計が目に入りました。「よし、数えてみよう」。BPMはBeat per minuteの約で1分間に何回リズムを刻むか、ということで速度を決めるわけですが、30秒間の間に何回木魚の音が鳴るかを数えだします。
 
「1,2,3,4、・・・・」あ、ほぼ75回でした。30秒で75回だから1分間では倍なので150回。BPMは150ということになります。結構ノリノリですな。しかも基本同じ音量で叩いてますので16ビート感がでる。さすがにスウィングはしませんね。この中で大きな鐘がオモテに「ゴーン」と入り、たまに裏に入る。何かルールがあるのでしょうか、かなり気になります。
 
そんなことで「おっと焼香、私の番」ということで最後に焼香をしにいったのですが、そのとたん、読経がエンディングへ。
「あれ?人数に合わせて終わるのかい?」と改めて気づきます。どうやら人数に合わせていつでも終われる体制のようです。お経の譜面、見てみたいですね、どこでリピートか、とか決まっているとちょっと面白いと思います。
そしてそれよりも、人数が多いとお布施も多いとか。「そうか、法事は時給制なんですな」と妙に感心した法事でしたw。