リズム感を確かめるにはかなり有効なツール
とはいってもゲーム機ではイマイチよろしくない。ボタンの反応が悪ければ悪いほどリズムは理解しやすい。
友人宅で、「やってみ」と言われた。やってみた。ひどかった。
いろいろ理由があるのでしょうが、なぜか有名なリズムゲームが、その友人のパソコンに入っていました。で、「やってみ」と言われたのでやってみました。ゲーム機のボタンではなくパソコンのキーボードでやったのですが、結果は「壊滅的敗北」。全然音が間に合いません。全部遅れます。頭に浮かんだ理由は「ボタンの反応が悪いから」。
いやいやいやーー、ちょっとまてーーー!!これは欺瞞だ!
だってその友人、そこそこ点数とれてるもの! これは、なんとなく歌でリズムができてしまってきて、それで安心してしまっていた私への警鐘でした。声でリズムを取ることと、指でリズムを取るという肉体的な差異で、結果が異なっていてはまずいのです。で、原因を考えます。電気信号の伝わる構造、そもそも反応という概念の上でリズムを考えてよいのか、否か、などなど。そしてその原因を究明し、90以上あるゲームをすべてハイレベルになるまでやりこみました。そしてリズムに必要な要素、構成を確信したわけです。
生徒にもわかりやすくて、しかもそれなりに、楽しい。
リズムはかなり厳密かつ、多種多様です。そしてそのズレは曲のイメージや一体感を損ないます。そして「リズム良く」の実現のためには根本的に「リズムの取り方」を理解しないとできません。人が、普通の状態で理解している「リズムの取り方」は十中八九間違っています。それを理解してもらうツールとして、リズムゲームはとても良いのです。まず私がやってみて生徒さんにやらせる。差は歴然にでます。ま、でないと困りますが。そんなこんなで、徹底的にやることで理解できることはある、確実にある。たかがゲーム、されど音楽。いろいろ見方を変えてみるといいでしょう。