映画と音楽4

天使にラブソンブを

 
 

ゴスペルをテーマにした映画

 
だいぶヒットしたしパート2もでた。
 
 

アメリカ映画らしい映画

 
内容としては、クラブ歌手が、ギャングがらみで命を狙われるようになっちゃったので、とりあえず修道院に身を隠すことになる。そんな中、歌手としての性分か、周りを巻き込んで合唱隊を作って、コンサートを成功させる、といった感じです。
主演はウーピー・ゴールドバーグさんですね。そもそも設定がクラブ歌手なので、合唱とは方向性が異なりますが、このミスマッチが上手に機能する、というのが作品の味噌だともいえます。
そんな中いろいろ歌の指導する時、声の小さい気の弱いシスターさんに対して、下っ腹を”グリグリ”とこぶしで押さえつけて
 
「おらおら!! 下っ腹に力をいれんかい!!」
 
というシーンがあり、シスターさん、がんばって力をいれるとあら不思議、素敵で大きな声が出るではありませんか!
 
……これは無理がありすぎるぜ……おい……、と思ってみてたものです。
それよりも修道院を舞台に、ポップスにならない、ヒットチャートになりにくいジャンルにスポットを当てて、「歌う楽しさ」を表現したのはすばらしいことだと思います。この映画の後、日本でもゴスペルグループや舞台を呼んで公演していたみたいです。
 
まあそれはおいといて。純粋にコメディとして面白く見られる作品だと思いますし、パート2もまあまあ、かなぁ。暇があれば見ても、損はしないかなと思います。
 
あ、そうそう、この作品秀逸なオチがあります。
作品最後で大団円を迎える中、主人公のウーピーさんが気持ちよく歌っているのですが、マネージャーだったかな? 関係者が
 
「相変わらず、歌が下手だねぇ・・・」
 
という「あ、言っちゃった?」というセリフで終わります。見事w