カラオケのアニソン動画の背景は、

「もっとしっかり作らんかいっ!!」

 

と、言いたくなるものが多い。

※個人の感想です
 
 

「とりあえず」なんでしょうね。でもどうなんでしょう?

 
最近カラオケにとんと行かなくなってきましたが、よく行っていたころ、こんな感想を持ちました。
 
 

好きな作品だから歌う。ということは内容を知っている人が歌うことが多い

 
えーと、世の中的に、まだまだ蔑視の対象を抜け切れていないアニソンですが、歌だけ聴いて「ええ曲やなぁ」と思って聞く人よりも、やっぱり「作品が好き、だから歌いたい」という人が多いのではないかと思います。ということはつまり、ストーリーの内容を知っているわけです。流れも登場人物のキャラクター設定も頭に入っている。「そこに感情移入して気分よく歌いたい!」、そう思うのが必定ではないでしょうかね? まあ、そこまで大上段に構えていう気はさらさらないのですが、そういう情報がある以上、「あれ?このシーン、ここに合わないんじゃね?」という感想が出やすくなるのではないかと思います。
 
 

やっつけ作業のテンプレート。OP・EDシーンが終わったら適当に切り貼り

 
OP・EDにあわせたシーンは、長さが約1分半と短いです。つまりフルコーラス分ないわけです。ここで手抜きとして使われる手段は、「とりあえず普通に1分半分流す。その後に作中のシーンをつなげていく」というものです。これをやっている動画に良く見られる傾向は、「あんた、作品ちゃんと見たことある?」と聞きたくなるぐらい適当な切り貼り作業がなされるということです。ひどいと、エンディングすらも、なんだか「え?終わったの?」くらいの中途半端なシーンだったりします。これは作品を知っている人からすると、かなりブーイングものです。知らない人が見ても「??」と思うものすらありますので、好きな人は言わずもがな。プロの仕事とは思えません。
 

「プロとして営業を考えるなら、その曲を聞いたらワクワクして、『ちょっと動画も見てみようか』という気持ちを聞いた人に持たせるぐらいまで作りこまんかい!!」

 
なんて思うわけです。そういう点ではカラオケ屋で流すものは、あくまで「歌をちょっと盛り上げるツール。ないよりまし」という視点が蔓延しているように思います。その証拠の一つに、80年代の歌を歌うと、いまだに、その当時の古いファッションで古臭い演技をしている動画が、「なんちゃって^^」でいろいろな歌の後ろで流れているのを見てもわかるのではないかと思います。そしてそんな場合はカラオケの音質もチンケな場合が多いので、ごっそりとsan値を持っていかれてしまう、オーナーちゃんなのです。昔よりも音と映像、密接に作用しあう時代となったということでしょう。