著作権

よく聴く言葉だが、システムってどうなっているのでしょうね?

 
最近、お教室にも魔手が伸びてきているようですw
 

アーティストさんの収入源、なのかしら?

 
売れたCDの枚数のなかで、何%かが作曲者・演奏者・作詞家に還元されるシステムだと思うのですが、さて、どんな仕組みで動いているのでしょうかね? こちとらアーティストとは程遠い場所でゴソゴソ活動しているので良く分かりません。想像するところだと、
 
1.一般大衆
 2.何らかの経済効果を期待して
 3.アーティストの作品を使用する
 
このことによって「宣伝広告ツール」として使ったので、その分の使用料を作曲者に還元しましょう、ということだと思います。カバーをするバンドや、演劇のBGMでも一般公開して収入を得るものに対してはかかるようです。そしてそれらを取りまとめているのがJASRACという組織のようですね。この辺まではなんとなく分かるわけです。
 

厳密に考えると、完全管理って不可能じゃね?

 
では次に「誰の、どの曲が、いつ、どのように、何回使用されたか」を把握するのか? ということが重要なポイントになってきますよね。
CDやレコードが売れた場合は、その枚数を管理すればよいわけですね。1枚3000円のCDが100枚売れたとすると、30万円の売り上げが立ったわけです。その中で、5%が作曲者に行くとすると、1万5000円となるわけです。これは分かりやすい。そしてその著作権使用料は購入者が支払うことになるわけです。
次に考えられるのは有線放送です。こちらもとりあえずデータの把握はまだ出来ると思います。いつどの曲をかけたかは記録することが出来ますし、基本ループですから回数も把握できるでしょう。ただし、それらの各チャンネルが実際に現場のBGMで使用されているかどうかは不明ですので、すべての音が現実問題として使用されているとは限りません。するってえと、現在流しているすべての曲に同じように著作権使用料がかかると大変な金額になるんじゃないかしらね? この辺は打ち合わせで「じゃ、全体の何%で」とか「曲数に対していくらで」みたいな取り決めが行われるのでしょう。これはテレビ番組でも同じことが言えるでしょう。
さてここまでは何とかデータ管理ができますが、では次に考えられる一般向けに使用される音としてのラジオはいかがでしょうか? リクエストもあるでしょう。流した音源がどれで、何回流したかは把握できます。一方で、「それを何人の人間が聞いたか?」ということは把握できません。1曲流したことで決められた1曲分の著作権使用料だと、聞いている人が多いか少ないかで、不公平感が出てきます。ベーシストのギタロー氏の話ですと、基本
 
「電波の届く距離」
 
で著作権料が決まっているようです。ほほう、なかなか考えますね。すると流した曲の把握と、距離による著作料で按分していけばいいのでこれはこれで可能です。まあかなり面倒な作業になってきますが。
さて次に歌のお教室はどうでしょうか。ヤマハさんが頑張って法定で争っていますね。レッスンの方法にもよりますが、仮に生徒さんが自ら用意した曲を「練習したいです」と持ってきた場合、基本、その生徒が音源に対して著作権使用料を既に支払っているわけで、レッスンでは一般に公開するわけでもなく、それによって使用者が利益を得るわけでもありません。ただし、「この曲を練習しなさい」と指定する場合は別な気がします。まあそんなわけでお教室サイドとしては著作権使用料を支払えといわれても、「えっと……」という気がしてしまうわけです。ましてやオリジナル曲を練習する人もいますし、著作権フリーの歌や、ボーカロイドを歌う生徒もいるわけで。そんなものすべてを管理するとなると、膨大なデータ管理が必要となりますし、悪意ある人なら、曲名を著作権使用料のかからないものばかりに変えてしまうことも出来るでしょう。そのチェック機能は? という点から考えると現実的ではありません。
そんなグレーゾーンのお教室ですが、近年いきなり請求書が送りつけられてきます。事前の連絡も、対人による説明も、契約書も無くいきなりです。こんなもの振り込め詐欺とどこが違うのでしょうかね? また支払った場合でも
 
 1.どうやってその著作権使用料を、
 2.把握も出来ない使用した楽曲の製作者に
 
振り分けることが出来るのでしょうか。そもそも
 
 
「本当にちゃんと著作権使用料を作曲者に支払っているんかい?」
 
という疑念が残るわけです。「JASRAC社員の小遣いになってるんじゃね?」みたいなw。
まあ、これは邪推ですが、本気で支払ってもらおうと思っているのであればそれなりの営業努力をしなさい、ということです。まあ、著作権使用料の大部分を占めていたCDの売り上げが激減してきて売り上げが厳しいんでしょうね。そこは同情申し上げますが、調子が良かった際に、どれだけ楽して運営してきたかを考えていただき、もっと「お客様」(金をもらうのですから同然の発想だと思いますが)に合わせた現実的な対応をしていただきたいものです。さて、一方でヤマハさんが法定で負けてどーうしても支払わなくならなくなった場合はどうしましょうね。うーーーん、思案のしどころです。
 
 

 
 
 
分かった
 
 
 
有線放送やめて、ネットのライセンスフリーBGMに変えればよいのだ!!
 
これで費用のプラスマイナスがほぼゼロですね(笑)
まあ、そんなこんなで教室経営もそんな楽ではないのでございます^^