どのジャンルにおいても教わる側の姿勢は本質は変わらない、気がする
歌に関するものだけでなく、仕事でも何でも結局は実存主義的行動がすべて。じゃないかな? って思う。
歌では先生。でも生徒でもあったし、いまもそうである。
オーナーちゃん、結構若いうちから通常の仕事で上司的立場にいたのですが、所詮若造。できることとできないことが目に見えてあります。するとどうしても経験者にいろいろと教えを請う必要が生じるわけです。ここで大事なことは、教えを請うて、相手の方が真剣にアドバイスをしてくれた場合、何をもってその誠意に応えるべきか? ということです。答えは簡単、
「とりあえず、すぐにやってみる」
ということだと思います。どんな場合でも「教える」側としては相手にとって少しでも良かれと思っていろいろ言うわけです。そして教わる側は大抵「ありがとうございます! 頑張ります!」とくるわけです。世の中の人間関係としてこのやり取りは当然なのですが、実はこの言葉上の感謝は20%ぐらいの実態しかありません。(パーセンテージはなんとなく、なので深く考えないでください)本当に相手を尊重しているのであれば、言われたことを実際に行動に移すことが重要です。その結果はとりあえずどうでもいいのです。やることで、うまくいったことと、うまくいかなかったことが見えてくるわけで、そのフィードバックをする、それこそが誠意の本質なのではないでしょうか。
困った生徒は、言ったことをやらない
歌でもなんでも、いきなりすべてができるようになるはずありません。経験的にどうしても身に着けていただきたい要素がいくつかあるわけで、それぞれをまず身に着けてもらうという段階があるわけです。わかりやすく「これは必ず、できるようになってくださいね^^」と言うと「はい! がんばります!」という答えが返ってくるのですが、次回来た時に、「全然やってねーじゃねーか!!!」とおもわず心の中でシャウトしてしまう生徒がいます。さてさてここで読者の中には「本当に聴いただけでわかるのか?」と懐疑的に思う人もいるかと思います。しかしこれに関しては自信をもって言えます。
「わかる」
と。オーナーちゃん、最初っから歌が歌えたわけではないので、駄目な状態をほとんど身をもって体験しています。何を気にして、何を練習してきたかなんて、すーぐわかります。最初から「歌える」という才能がない場合、いくつかの要素を積み重ねていかなければなりません。たとえそれが一時的にうまく歌が歌えない状態になったとしても、必ず必要な要素として教えているわけです。
それをなぁ、また自分勝手な判断で歌い回しを自己流にしやがって!!!
残念です。とても残念です。が、これは個人の生き様と判断力なので、ある程度はいたし方がないとあきらめるしかありませんが、本当にうまくなりたいのなら、とりあえずは言われたことをやれるだけやってみて、その後の判断にしてもらいたいと思います。その上で合う合わないはしょうがない。しかしながらやってみてから言ってほしいものです。まあ、世の中にはやってみて「ちょー意味ねーーー」と思うことも多々ありますのが、とりあえずやることが重要なのだと思っています。判断の基準は、他人の価値にゆだねるのではなく、己の行動の上の結果におくことで、いろいろと納得できるのではないでしょうかね。おっさんの独り言です。