デヴィッド・リー・ロス
よくこんな質問をされますが、みなさん、知ってます?
この質問をされるたびに、「なんでされるんだろう?」と思うのですが、とりあえず何度か聞かれています。最初は有名な方からスタートです。
もはや歌のうまさとかどうでもいい
手当たりしだいノンジャンルで聞きまくっていると、技術的に上手・下手という聞き方よりも、「なんだかとってもマッチしている」という感覚で聞くようになってきてしまいます。時々書いている、「うさんくさいポップスシリーズ」はまさにこの延長線上です。このように、「ああ、あれは私にはあれはできないな」という特殊な世界観を持った方が世の中にはたくさんいますので、今回は、そういった視点で考えて見たいと思います。
うん、見た目も行動もどうかしている
デヴィッド・リー・ロスさん、初代ヴァン・ヘイレンのヴォーカルです。ハードロックが全盛の時代、テーマは「セックス・ドラッグ・ロックンロール」みたいな、ある意味お下品な世界でした。だからこそのエネルギーがあった時代ですが、この人、「俺こそフェロモン!」みたいなエロさ炸裂。溢れるリビドーにアメリカ人特有の明るさ・軽さ・肉体的強さなどを兼ね備え、当時の雰囲気を象徴しています。ちなみに「JUMP」という曲のPVではタオル一枚で警察に連行されるシーンがあり爆笑しました。
ヴァン・ヘイレンは後半サミー・ヘイガーさんという方にヴォーカルが代わるのですが、いまいち上品な感じがして物足りなかったです。ああ、そうですね、永井豪作品の主人公みたいw。このような「おっぱい、もませろ!!」的エネルギーは私にはありません。すばらしいと思います。でも「ああなりたいか?」といわれると「うーん……」となるのも事実です。