教育テレビの番組です
造形デザイン、サインデザインなどいろいろなデザインの意味を分かりやすく分析してくれる番組ですが、音の分析もしてくれてます。
音の構成などが分かりやすく紹介されています。
教育テレビなので、さすが勉強になる質の高い映像が多いと思うのですが、その中でも音のつくりと説明とが同時になされているものがありました。
「音ー」と言いながら、その音が出て「高い音」「低い音」など順番に、重なるように鳴り、「上がる」「下がる」と言いながら音階が変わる。「明るい音」「暗い音」の場合は、そのイメージの音が流れ、「重なる音」というシーンではハモリの音やユニゾンの音などが流れてその特徴を現します。音楽の基本のなるものが凝縮されているようで、とても分かりやすくなっています。
その他には、雨だれの音で規則的にリズムを刻ませて、それ以外の自然に発生する音で曲を構成していくなんてものもあったと思います。なんにせよ、一般の曲を作ることの中で、より本質的な部分を抽出することで、いろいろな発想が広がるような気がしました。
音楽と関係ないように見えるデザインも新しい発想になったりして
あと音とは関係なく当たり前なことを再度認識させるものとして、「なんやかんやありまして」というものがあります。例えば「人が近づく→自動ドアが開く」という一見、2アクションしかない動作が、「なんやかんや」で説明されます。
「人が近づく→自動ドアのセンサーが反応する
→反応したセンサーがモーターへと電気信号を送る
→モーターが回る → モーターと連動するベルトが動く
→ベルトがドアを左右に動かす。
ということを透過図で示して、2アクションに見えるところを、「何段階も経ているよ」ということを再度認識させるようになっています。このようなものを見ていると、「声を出す」という動作ももっと複雑にいろいろ絡み合っているのではないでしょうかね? という発想が出てくるわけです。
ちなみに音を重ねていく作品は、コーネリアスさんのものでした。うーん、もとフリッパーズギターのメンバーの方ですね。NHKと一緒になると、資金的に楽になっていろいろ実験できるのでしょうか? これはこれでいい仕事の仕方だと思います。
あ
受信料、払わないと、な……