映画・ドラマ・アニメでも使われる効果音どう変化したのかしらね?
実際になかなか見ることができない苦労はどんな感じなんでしょう?
楽曲としての音以外に、必要となる音がある
昔「ラジオの時間」という映画で、大女優のわがままのせいでラジオドラマの現場が混乱し、ストーリーをその場で必死にアドリブでつなぐというものがありました。ラジオなので音と声のみでドラマを構成していくわけですが、急に「花火が上がる」という話になって「音、どうする?」といったときに、口で器用に「ひゅるるるる・・・どーん!」と音を出して切り抜けるというシーンがありました。
まあそんな感じで場面にあった音、機械音や足音・紙がすれる音・ファンの回る音などなど、音楽ではなく生活音や動作付帯音(?こんな言葉あるかしらね?)といったものも必ず作品には必要になる訳です。音楽が時代とともにいろいろと変化していくのが分かる中、効果音の世界ではどうなんでしょうか?
迫力があるシーン。どうしても「画像」の比較になりがちだと思う
例えば爆発シーンですね。映画でもアニメでも明らかに映像としては進化しています。映画では仕込みの爆薬の量はどんどん増えていったと思いますし、今ではCGですかね?とにかく明らかに変わっていきます。アニメも同じですね。手書きのクオリティを上げていって映画同様にCGとの混合になってきます。明らかに迫力は上がっていきます。では効果音は変わったか?という点ですが
「うーーーん、わからん」です。
確かに音の広がりとか、音質の良さとか、かなり上がっていますが、それは録音技術とか再生技術の進歩なんではないか?と思ってしまうわけで、ではそもそもの音にどれだけの新しい技術や工夫が加えられているのか、というのはとっても分かりづらいのです。そもそも「違和感がない」という点が音作りの方向性の一つだと思いますので、視聴者の意識に上がることが少ないのだと思います。
・・・なかなか報われない仕事ですね。合掌。