同じじゃいけない気がする
ゲーム原作のアニメは、なんか不自然に感じるものが多い
アニメ化されるのはギャルゲー・エロゲーが元になっているものが多いと思いますが、当然、「主人公がプレイヤー」ということが前提なので、主人公が微妙な人間性の場合が多いということが主な原因かと思うのですが、それ以外にも音楽の使い方がよろしくないことが多い気がするのであります。※個人の感想です
そもそも作る時間的制約が違う
いろいろな場面で使われるBGMですが、(あ、バックグラウンドミュージックの略語ですね)どうにもゲーム原作のアニメにおいて、ゲーム中のBGMをそのまま流用しているのでは? と思うことがあります。
これを違和感として感じるわけですが、「なんでだろう?」と思ったわけです。
そこで思い当たったのがゲーム音楽の「ループ性」です。そもそもゲームは、プレイする人によって、各場面ごとにかける時間が違うわけです。つまり尺が決まっていない。下手をすれば、「ちょっとトイレ^^」みたいに、5分ほど同じシーンで放置されることもあるでしょう。
BGMを作る側にとっては、これは結構困ることなのではないでしょうか。延々と放置されることを前提に20分もある曲を作ったとしても、ほとんどの人は最後まで聞くことは無いでしょうし、短すぎると印象も何もありません。
そこで傾向として「そこそこの長さで表現し、ループが気にならない作り」というものが多くなっているように思います。ゲームはそれでよいのかと思います。しかし、それをアニメに当てはめたときに「なんか安っぽい」感じがしてしまうのです。台詞回しや、シーンの時間に、なんだかマッチしていないループの仕方が気になってしまうわけです。
逆に言うと「ここで盛り上げるぜ!!」というシーンや作品のテーマとなる曲・歌はかなり評判が良いようです。
一方で、ゲームをやっていた方たちにとっては、なじんでいるBGMがアニメで使われていないと「なんだよ!」って思うでしょうし、ゲームのシーンとBGMが一致していることで安心感を得られることも想像できます。なんとも難しいところなのでしょう。
そんなことより、ゲームはたいてい「いろんな女の子と付き合える」というものが売りになっているものが多く、一回目はこの子、2回目はこの子というように、何度も遊べるもののようです。すまん、知らん、やったことない。
この要素をアニメに持ち込んだ場合、とっても一生懸命に恋愛してうまくいったカップルでお話がまとまっていたのに、OVAで
「あれ?ヒロインの親友の子とつき合ってる!」
という極めつけの尻軽男になってしまっていたりするわけです。こんなことが多々発生するわけで、冒頭の主人公に対する感想につながっていくわけです。
やれやれ……。