10代男子2人組み。

統計的に、習い事には向かない組み合わせ

 

何人もの体験者が来る中、顕著な傾向のひとつ

日本の思春期にありがちな、優柔不断は男子に目立つ。そして女子は強し。
 
 

最近ではまったく期待していません

 
お教室なので、30分無料体験というものを最初に実施しております。これは「最低限のことを簡単に教えて、歌いやすくなるのを実感してもらう」という趣旨で行っておりますが、たいていは1人で申し込まれますが、お友達と一緒というケースもあります。社会人の方の二人組みは99%女性です。この方々は仕事の都合を万障繰り合わせの上、かなり確実にレッスンに来られます。これと対極にあるのが10代男子二人組。
そもそも教室に通う、という判断すらもぐだぐだです。
 
 

なぜこんなことになるのか

 
そもそも「興味はあるが一人で来るのは怖い」というヘタレ感が先に立っているのが見え見えです。体験時に歌う曲も「えーどれにする? これでいいかな?」みたいに、友人がいることで判断を相手にゆだねます。
 
「あーーいらいらする!!自分で決めろや!!おらおらおらおら!!!」
 
って気持ちをぐっと抑えて笑顔笑顔。これは2組のどちらにも現れる傾向です。こうなった時点で、通う可能性などまったく考えていません。「まあちょっとでも役に立てるように」という仏みたいな気持ちモードに転換です。ちなみに、こういう人達、あの手この手で何とか通うことになっても、すぐに辞めちゃうのが目に見えています。
 
 

「自分の意志で物事を決定する」という習慣がないのであろう

 
日本の学校では「輪をもって尊ぶ」が優先されます。それは「他者とのバランスを優先させる」ということを植えつけられることとなりますが、己の意志を貫くことは教えてくれません。ですので「なあなあ、お前、どうする?」と共感と同意が必要になってしまうのでしょう。まあ、これは普通の話。そんな中でも「絶対にうまくなりたい」という強い意志を持って来る人もいます。そういう人は一人で来ますね。そもそもそれぐらいの意志がないと習い事などうまくいかないに決まっています。
ちなみに10代女子二人組みはほぼゼロです。これまた統計的なものですが、女子のほうが長続きするのも事実としてあげておきます。まあ、思春期の精神の成熟具合は圧倒的に女子が上ですから、当然の結果といえば当然なのですが。最後に珍しいペアを。「男女カップル」という組み合わせは本当に稀ですが、いました。通っている途中に、彼氏を家から叩き出して分かれたのですが、女子は一人で通い続けました。うーん、見事、としか言いようがありません^^