AUDIO TECHNICA モニターヘッドフォン
音へのかかわり方で、聞き方に違いがある。
音の編集で必要なのは、やはりフラットな音。普通のヘッドフォンは特にいい音にしようとする技術が盛りだくさんです。
安いヘッドフォンはしゃかしゃか・AV嗜好ものはもこもこ(※個人の感想です)
世の中、どうにも「低音が出たほうがいい音」という感覚があるように思います。確かに安いものだとシャカシャカと高音がうるさく聞こえますし、それに比較すると低音が「ずんずん」と響けば迫力を感じることができるでしょう。一方で、「低音にも音の輪郭が必要だ」と思うわけです。簡単に言うと、
「低音のどの音がどういう風になっているかが聞こえるということが大事だ」
ということですね。バスドラの音とベースの音が分離せず、なんだかもこもこしてしまうことは良くあることです。これではバランスが取りづらいです。そこで必要なのが「モニターヘッドフォン」です。
あくまでも鳴ってる音を聞き分けやすくしたい。
これは通常の場合よりも、レコーディングやライブで必要なツールのようです。基本、無駄になっている音はないと思いますので、
「それぞれの音がどのように関係して聞こえているか?」
という判断をしなければいけません。そんなモニターヘッドフォン、一番有名なのがSONYのものだそうです。全世界的にスタンダードとなっているようですが、それを知りつつAUDIO TECHNICA製のものを選んだのには理由があります。知り合いのPAさんがどちらも使用して、「AUDIO TECHNICA製のほうが好きだ」という話を、得々と話してくれたからです。
さすがは語り好きの専門家。そしてオーナーちゃんは、謙虚。「ふむふむ」と素直に買いましたとさ。で実際使用してみると、「ぜんぜん違いますね!聞こえ方!」と、とっても満足したわけです。お値段2万円弱。ヘッドフォンの価格としては破格です。オーナーちゃんとしてはとても大事に使用したいところですが、生徒に使わせると、ヘッドフォンの左右を「びよーん!」と伸ばしたり、落としたり、マイクに引っ掛けたりと「おまえーー!それ、いくらすると思ってるんじゃ!!」といいたくなるような扱いをしてくれるので、使わせません^^。